(台北中央社)半導体受託製造世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の最先端半導体に関する機密情報が不正に取得された事件で、台湾高等検察署(高検)知的財産検察分署は5日、半導体製造装置大手、東京エレクトロン(TEL)の台湾子会社を国家安全法違反の罪で追起訴した。
事件ではTSMCで勤務歴があるTEL子会社の元従業員が、TSMCの同僚だった人物を通じて回路線幅2ナノ(ナノは10億分の1)メートル相当の半導体に関する機密を不正に取得したとされている。高検は昨年12月、元従業員に対する監督義務を怠ったとしてTEL子会社を起訴し、罰金1億2千万台湾元(約6億円)を科すよう求めていた。
高検の報道資料によれば、今回の追起訴では、TEL子会社に対し新たに罰金2500万元(約1億2500万円)を求めた。捜査の過程で、同社のクラウドに「国家核心重要技術」に当たるTSMCの機密情報が保存されているのが見つかった。
高検は、同社が捜査に協力し、全容解明に向けた助けになったことを加味して求刑したと説明した。
また、昨年12月に起訴されていた元従業員も国家安全法違反で追起訴された他、別の関係者2人も起訴された。

