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台湾・新竹県の先住民集落 台風21号で孤立 徹夜の復旧作業続く

2024/11/02 18:21
台風21号で孤立した新竹県尖石郷スマングス集落への道路で続く復旧作業=新竹県政府提供
台風21号で孤立した新竹県尖石郷スマングス集落への道路で続く復旧作業=新竹県政府提供

北部・新竹県尖石郷のスマングス(司馬庫斯)集落が、先月31日に台湾を襲った台風21号の影響による道路の寸断で孤立している。郷では夜を徹して道路の復旧作業を急いでいる他、3日早朝には食料などの物資を人力で集落に届ける予定だ。

スマングス集落には台湾原住民(先住民)族タイヤル族の人々が多く暮らす。尖石郷の曽国大郷長は中央社の取材に、2日午後にスマングス集落から来た住民と会い、集落側からも復旧作業が進められていることが伝えられたと語った。

また集落では約150人が孤立し、食料は3日夜までの分しか残っていないと説明。郷公所(役場)では3日早朝に徒歩で物資を集落に届けるとした。

集落の孤立を受け、国軍は3日午前にも集落内にいる通院が必要な人や慢性疾患の患者などの下山支援をする予定だとしている。

(魯鋼駿/編集:齊藤啓介)

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