南部・高雄市にある万山集落で16日、タイワンツキノワグマの保護などの手順を確認する訓練が行われた。財産や身の安全に対する集落住民の不安の高まりや、人とクマとの衝突が増加する可能性を受けて実施された。
農業部(農業省)林業・自然保育署屏東分署が、住民や専門家を招いて行った。訓練では、わなにかかるなどしたクマの救出方法や現場での処理の手順などを紹介した後、グループに別れ、クマのぬいぐるみを使って器材の使い方などを確認した。
同市内では今年7月にも蜂の巣箱がタイワンツキノワグマに襲われ、蜂蜜が食べられる事件が起きた。