台北市立動物園の水禽舎でこのほど、オオフラミンゴの赤ちゃんが次々と誕生し、来園客の目を楽しませている。
オオフラミンゴは全長120~150センチで、フラミンゴの中で最も大きな鳥。ほとんどの羽毛はピンクがかった白色だが、翼には黒い部分がある。通常1個産卵し、抱卵日数は約30日前後。
生後2カ月~3カ月の間は、親鳥が分泌する栄養豊富な「フラミンゴミルク」と呼ばれる餌を食べて育つ。同園によれば、フラミンゴは両親そろって子育てをし、雄も雌もひなにミルクを与えられるという。
同園では現在、生後1~2カ月のひな計6羽いて、もふもふな灰色をしている。中には黒の羽が生え始めている個体も見られ、6羽が池側にずらりと一列に並び、下手に毛づくろいをしている様子を時折見かけるとか。
園内には昨年に生まれた「青少年時期」に当たる亜成鳥もいる。成鳥のみならず、亜成鳥、幼鳥も一度に観察できる絶好のチャンスとして同園は来訪を呼びかけている。