南部・台南市で開催中のクリエーティブ産業の祭典「クリエーティブエキスポ台湾」(台湾文博会)で、海外要人を迎える総統府の応接室「緑庁」に設置されている椅子を2.5倍のサイズに拡大した作品が展示されている。同椅子を製造する台南の家具メーカー、永興家具の担当者は、海外要人がこの椅子に座った時の感覚を実際に味わってもらえればと話した。
緑庁の家具は2000年に同社が手掛けた。椅子もその中の一つ。同社の担当者によれば、椅子は人の身長とその比率を考えないといけないため、家具の中でも最も設計が難しいという。拡大版の椅子の高さは2.4メートル。来場者は実際に座ることができる。
展示はICC Tainan(大台南会展中心)で来月1日まで。