(台北中央社)米大リーグ、ドジャース・大谷翔平選手が放った50号本塁打ボールが13日、台北市の超高層ビル「台北101」の展望台で始まった特別展で一般公開された。台北101の賈永婕董事長(会長)はこの日の記者会見で、「大谷選手の諦めない精神を次の世代に伝え、台湾の野球愛を世界にアピールしたい」と語った。
大リーグ史上初の「50本塁打、50盗塁」を達成した大谷選手の50号本塁打ボールは先月23日、台湾の投資会社UCキャピタル(優式資本)が439万2000米ドル(約6億8000万円)で落札し、展示する意向を示していた。
賈董事長は「より多くの台日交流を促進し、野球を愛する人に台湾に来てもらいたい」と期待を寄せた。
記者会見には陳世凱(ちんせいがい)交通部長(交通相)も出席し、今回の展示について、観光PRと合わせて世界に台湾を見てもらえる意義深いイベントだと強調した。
展示は2025年3月2日まで。大谷選手のユニホームや野球帽、かつて大リーグのヤンキースで活躍した王建民氏のサインボールなども併せて紹介されている。