南部・高雄市のVR(仮想現実)体験施設「VRフィルムラボ」(VR体験劇院)が17日、リニューアルオープンする。新たに導入された機器で、小田急電鉄の特急列車をテーマにしたアニメーション「ロマンスカー」など6本の作品を体験できる。
施設を運営する高雄市フィルムアーカイブ(高雄市電影館)によれば、リニューアルに伴いVRを体験するためのヘッドセットを更新。無線になったためケーブルのわずらわしさが解消される他、電池を後方に取り付けることで頭の前後での重さのバランスが取れ、負担が軽減されるという。
「ロマンスカー」は、フランスとインドネシアの両国籍を持ち、京都を拠点に活動するジョナサン・ハガードさんが監督。1960年代から現代にかけてのロマンスカーの進化や車窓などを360度の映像で楽しめる。日本の伊東ケイスケさんが手がけた、茶道を題材にしたアニメーション「Sen」もラインナップされた。
体験は1回250台湾元(約1200円)。チケット販売サイト「年代售票」でチケットの事前購入が可能。