(台北中央社)台湾港務は17日、2024年にクルーズ船で台湾を訪問した外国人旅行者は延べ31万6000人に上り、台湾の全港湾のクルーズ船旅客数の約35%を占めたと発表した。訪台外国人クルーズ船旅客を国・地域別にみると、日本が12.2%で最多だった。
昨年の台湾の全港湾のクルーズ船旅客数は延べ約90万人。新型コロナウイルス流行前の2019年の105万5000人には及ばなかったものの、外国人旅客の割合は同年の約31%より増加した。国・地域別の訪台クルーズ船旅客は、日本に次いで米国が6.7%、ドイツが3%、韓国が2.5%となった。
港湾別では、外国人旅客数が最も多かったのは基隆港(北部・基隆市)の26万6000人。大型客船「MSCベリッシマ」が基隆港と沖縄県の那覇港の両港を母港として運航され、日本人旅客の訪台の商機を創出した。
同社によれば、今年の台湾の港湾へのクルーズ船寄港回数は572回に上り、2024年(414回)に比べて約38%増加する見通し。クルーズ船旅客数は約98万人に達すると見込んでいる。