(連江中央社)中国・福建省に近い連江県莒光郷東莒島の東莒小学校と香川県高松市男木島の男木小学校は17日、オンライン交流会を開き、両校の児童が自己紹介をしたり、生活や文化などに関する質問をし合ったりして相互理解を深めた。
東莒小の鄭恵琴指導主任によると、両校は2023年に開催された芸術イベント、馬祖ビエンナーレ(馬祖国際芸術島)に、男木小の児童とアーティストの高橋匡太さんがコラボレーション作品を出品したことがきっかけで交流を開始。昨年9月には東莒小の劉碧雲校長らが男木小を訪問した他、同年末にははがきを送り合う交流に取り組んだという。
全校児童は東莒小が6人、男木小は12人。東莒小3年生の劉城伊さんは、自宅のそばの砂浜がきれいで、水切りをすることが好きだと紹介し、男木小の児童に来訪を呼びかけた。
劉校長は、東莒島は寒くなったが男木島の子供たちと触れ合うことができ、(心が)温かく感じるとあいさつ。鄭主任は、普段子供たちは外国の友人と知り合うことが難しいとした上で、手紙のやりとりやオンライン交流会を通じて外国の友人と知り合い、日本や世界に興味を持ってもらいたいと強調。現在ははがき交流の常態化に取り組んでいるとし、海を越えた両校の友情を長く続けたいと語った。