南部・嘉義市の北香湖公園で9月14日から光と影が織りなす幻想的な展示会が行われる。大地をキャンバスに見立てて、光と影のアートによって同公園をアウトドアの美術館として飾り立てる。
同イベントは今年で5回目。市によれば、市の築城320年を祝い、今回は市の旧名「桃城」がキュレーションの軸に、中国六朝時代の詩人、陶淵明の作品「桃花源記」が創作のインスピレーションとなった。
展示は園内8カ所で実施。月をかたどった高さ7メートルに達する竹細工や中国の盛唐の代表的詩人、李白の「月下独酌」から着想を得て、酒器からお酒が注がれる様子をイメージした作品などが見られ、来場者は桃源郷のような雰囲気を体験できるという。
開催は29日まで。期間中、毎日午後4時からマーケットが開かれる他、中秋の名月(今年は9月17日)や他の休日には出演団体によるパフォーマンスが楽しめるとして、市は来訪を呼びかけている。