北部・新北市新店区に住む少年(10)が5日、約1年半伸ばした自身の髪を、医療用のウィッグ(かつら)を作るために寄付する「ヘアドネーション」をした。少年の父親は「誇りに思う」と語った。
この日、ヘアドネーションのイベントを開いた新北市政府社会局によると、少年は数年前に関連のニュースを見て、自主的に髪を寄付したいと思い立ったという。女性に間違われることもあったが、少年は自分がしていることは間違っていないとして、気にしなかったと話した。
イベントでは少年を含む16人が髪を寄付した。最年少はがん患者の子供たちを助けたいと願う5歳の女児だった。
社会局の洪佳君は、イベントは2016年から開催し、23年12月までに236人以上が髪を寄付したと説明。がん患者が自信を持って社会復帰することをサポートしていると語った。