10日は旧暦5月5日の端午節に当たる。台湾最大級の水族館、南部・屏東県の国立海洋生物博物館ではこの日に欠かせないちまきを魚たちに振る舞う「餌付けショー」が行われる。さまざまな海藻の具材のちまきを食べさせ、栄養を補給してもらうという。
館内の海洋生物に栄養素の補給と餌の多様化を図ろうと、同館は不定期にキャベツやその他の野菜を魚たちに提供している。端午節の到来に合わせ、アオサやサンゴモ、ヤハズツノマタなどの藻類が詰め込まれた餌をちまきの形に仕上げ、端午節の雰囲気を味わわせる。
同館の飼育員によれば、特製ちまきを作る際、新鮮な海藻を選び餡として混ぜ込むことが大事。水の中に入れてもすぐにばらばらにならないよう、形を整えて糸で固定する器用さも必要だとか。
端午節の餌付けショーはサンゴ王国館のパビリオンで不定期に開催される。