新婚旅行でタイから台湾を訪れていた女性が先月、結婚指輪を紛失したものの、帰国前に無事女性の手元に戻った。指輪との再会を喜ぶ夫婦の幸せは、立ち会った警察官にも広がった。
中部・台中市政府警察局第一分局が2月27日、知らせた。
女性は同24日、夫と共に台中から隣県・南投県の観光名所、日月潭に向かうバスの車中で指輪をなくしたことに気付いた。急いで台中に戻り、警察に紛失を届け出た夫婦。26日に帰国予定だと伝えると、警察官は2人を慰めて旅行を続けるよう促した。
その後警察官が監視カメラの映像を調べたところ、女性はバスに乗車する際、ハンドクリームを塗るために指輪をいったん外してスーツケース上に置いたものの、再度はめるのを忘れ、指輪は地面に落ちてしまったことが分かった。
幸いにも、指輪は発見した老夫婦に拾得物として届けられた。発見の一報を受けた夫婦は、滞在していた台北から台中に駆け付けた。無事に指輪が手元に戻った夫婦は、満面の笑みで警察官と記念撮影。しきりにお礼を言い、台湾での美しい思い出ができたと語っていたという。