台北市内の文化施設、松山文創園区で16日、日本の金属工芸の輝きを垣間見ることができる企画展「之間 In Between-燕三条工業と工芸文化交流展」が始まった。来場者は金属の街と呼ばれる燕三条地域の物語やものづくりの魅力を体験できる。
燕三条貿易振興会が主催、台湾企業で工作機器事業を展開するDEAMARK(徳貿)やCizoo&Co.(囍樹設計)などが共催した。トップ工業やマルト長谷川工作所、下村工業、玉川堂などの燕三条地域の企業計12社が参加し、展示・販売の他、製作実演やワークショップ、トークイベントも開催される。
同振興会会長を務めるマルト長谷川工作所の長谷川直哉社長はあいさつで、交流展の開催に協力した台湾側のパートナーに感謝を示すとともに、同展の開催を通じて工業と工芸分野における台日間の実質的な交流につなげられればと期待を寄せた。
北向たばこ製造工場(製菸工廠)で18日まで。入場は無料。
(編集:荘麗玲)