(台北中央社)江啓臣(こうけいしん)立法院副院長(国会副議長)ら与野党の立法委員(国会議員)7人が、27日から28日にかけて米ワシントンに向けて出発する。トランプ米政権の関税措置への対応。連邦議会や現地シンクタンク、行政機関、産業界代表などを訪問し、台湾の産業界や民衆の声を伝える。
江氏が27日、報道資料で日程を明らかにした。江氏を含む野党・国民党の議員3人と野党・民衆党の議員1人が27日夜に、与党・民進党の議員3人が28日にそれぞれ台湾を出発する。参加するのは超党派議員連盟「台米国会議員聯誼会」や外交・国防委員会のメンバー。
江氏によれば訪問団は米国で各界と意見交換を行い、関税問題に加えて「二重課税回避法案」についても重要性を説明して連邦議会での早期通過を促す。また台湾海峡情勢や国防などについて関連部門と議論を進め、台湾に向けた武器売却の予定通りの納入や、国防での協力拡大を求めるという。