南部・屏東県恒春鎮公所(役場)は13日、台風9号の影響で中止となった伝統行事のために用意されたお供え物を無料配布し、多くの市民が列を作った。
同鎮では毎年旧暦7月15日の中元節(今年は7月30日)に油が塗られた柱をよじ登る「豎孤棚」と呼ばれる行事が行われる。多くの観光客が詰めかけるが、今年は台風9号の接近で屏東県は休業休校措置が取られ、延期ができないとして中止になった。
尤史経鎮長によると、お供え物は塩やビスケット、しょうゆ、水などで、事前に整理券を配布したところ、450人分がすぐになくなったという。