旧暦5月5日の端午節に伴う4連休が22日から始まる。これに合わせ、国立故宮博物院の南部院区と北部院区では端午節に欠かせない香包(匂い袋)や「五毒扇」と呼ばれる扇子の手作り体験が開催される。
端午節は春節(旧正月)、中秋節と並ぶ三大節句の1つ。この日にちまきを食べる他、匂い袋を身につけたり、毒を持つ5種類の害虫を追い払うよう、玄関にヨモギやショウブを飾ったりするのが普通だ。
5種類の害虫とはヘビ、サソリ、ムカデ、ヤモリ、ヒキガエルのことで、「五毒」という。
北部院区では22日、この5つの害虫のイラストやはんこを用いた「五毒扇」のDIYを行う。22~23日の両日には、トラがあしらわれた匂い袋の手作り体験も実施する。
南部院区では24日、匂い袋の制作体験や楽器の演奏が楽しめ、25日にはお茶と養生に関する講座が開かれるという。
「ぜひ連休を利用して、一緒に端午節を楽しもう」と同院は呼びかけている。