(台東中央社)9日午後11時47分ごろ、東部・台東県沖の太平洋上空が突然明るくなる現象が起きた。市民からの問い合わせが相次いだ台東県政府の関係者は10日、流れ星の中でも特に明るい「火球」だとする専門家の見解を明らかにした。
インターネット上に投稿された情報によれば、この現象は、県沿岸部の広い範囲で確認された。県政府や観光署(観光庁)東部海岸国家風景区管理処が設置する複数のライブカメラにも発光の瞬間が記録されていた。
県政府交通・観光発展処の卜敏正処長は10日、中央社の取材に対し、軍事演習の有無を確認する問い合わせもあったと説明。宇宙空間から大気圏に突入した物体の大きさが通常の流れ星より大きかったため、特に明るくなったとする専門家の見方を伝えた。