(ビリニュス中央社)欧州を訪問中の蔡英文(さいえいぶん)前総統は10日、バルト3国のリトアニア議会親台派グループとの夕食会に出席し、リトアニアの台湾に対する確固たる支持に感謝を伝えた。双方が自由と民主主義の価値を共有していると強調し、パートナー関係が今後も深化するよう期待を寄せた。
議会親台派グループの代表を務める議員はあいさつで、リトアニアは独立を再び回復するまでに、複数回にわたって外来政権による統治を受けてきたと言及。全ての国は自らの進む道を選び、自らの歴史や信仰を築く権利があるとした上で、リトアニアはこれらの権利を守り続けていくと語った。
蔡氏はデンマークで13~14日に開催される「コペンハーゲン民主主義サミット」での講演も予定している。