南部・台南市の成功大学考古学研究所の学生らが今春、南部・屏東県霧台郷にあるかつて台湾原住民(先住民)族ルカイ族の人々が暮らしていたコチャボカン集落(好茶旧社)を訪れ、伝統的なスレート家屋の再建作業への認識を深めた他、作業を手伝った。
成功大によると、同研究所は昨年も同集落を訪れ、集落に残る古跡を調査した。今回の訪問では原住民の人々の家屋再建方法について学んだ他、作業の様子を記録するなどした。
同集落のスレート家屋は台湾の2級古跡に指定され、2016年にはワールド・モニュメント財団のワールド・モニュメント・ウォッチ・リストに登録されている。今年初めから原住民らの手によって修復作業が始まった。
成功大によると、学生らは訪問による収穫は多いとして、すでに次回の訪問を計画しているという。