新北市貢寮区の放置された養殖池から絶滅危惧種のアオウミガメ1頭が保護された。同市政府動物保護防疫処が21日、報道資料で明らかにした。飼い主には野生動物保育法違反で最大100万台湾元(約450万円)の罰金が科される。
同処によれば、海洋委員会海洋保育署が18日、アオウミガメが飼育されている疑いがあると通報。警察などが19日、捜査に当たった。
アオウミガメが見つかったのは水産工場の裏手にあった使用されていない養殖池の中。工場の責任者はアオウミガメについて、数年前に地主から譲り受けたものだと話しており、毎日工場の水産物をエサとして与えていたという。
同処は、アオウミガメの健康状態は悪く全身コケまみれで、動物愛護団体に送られたと説明。今後は国立台湾大に付属する動物病院に移されて検査が行われるとしている。