旧暦5月5日の端午節(端午の節句)まであと2カ月余り。この日に欠かせないものとしてちまきが挙げられる。台北の老舗ホテル「円山大飯店」(グランドホテル台北)では普通の倍以上となる600グラムのちまきを用意するなど、話題を呼んでいる。600グラムはバスケットボールに相当する重さ。
同ホテルが13日報道資料で発表した。笹の葉に包まれた四角いもので、中身はというと、豚バラ肉、アワビ、アヒルの塩漬け卵、ホタテ、クリ、チェリーバレーダック、ブラックトリュフソースなど。中火で4時間調理したという。
ベジタリアン向けのものも用意される。マッシュルームやブナシメジ、ヤマブシタケなどのきのこ類がふんだんに使われた他、干しサナギタケも使用。これらの素材にごま油と生姜を入れてまんべんなく混ぜ合わせて出来上がり。菜食主義者にとってこの上ない高級の一品になるとしている。