交通部(交通省)中央気象局の花蓮レーダー観測所(東部・花蓮県花蓮市)に設置されているレーダーが約20年ぶりに、新しいものに更新された。敷地内には1981年から2002年まで使用された2代目レーダーも保存されており、時代の移り変わりを垣間見られる。
花蓮レーダー観測所は1966年に台湾初のレーダー観測所として設置された。同所の余瑞清主任によると、国連の支援などを受け、1320万台湾元(約5600万円)を投じて設置されたのが始まりだという。
今回新たに設置された4代目のレーダーは、降水量の予測精度が高まった他、雨や雪、ひょうの識別も可能となり、災害に対する警戒能力が向上したとしている。
台湾のレーダー観測所は花蓮の他、北部・新北市の五分山、南部・台南市の七股、南部・屏東県の墾丁に設置されている。