養殖業を営む男性が、東部・台東県知本の空き地に埋められたとする「財産」の発掘を試みている。現在までに何も見つかっておらず、当初申請していた発掘許可も5日で期限を迎えたが、男性は再申請を行い、引き続き捜索する考えだ。
男性は、同地で警察官だった父親から、日本軍が台湾から引き揚げた際、海岸に「少なくないもの」を埋めるのを手伝ったと聞き、県と財政部(財務省)国有財産署(国産署)などに申請をした上で、友人らと発掘を行っていた。一部では埋められたものは黄金だとするうわさも広がっている。
先月には地元の原住民(先住民)族が自分たちの文化や
歴史とゆかりのある「伝統領域」だと主張し、作業が中断するトラブルに発展したが、男性は4日、再び発掘を行った。
男性は、12メートル地点まで掘った際、人為的な痕跡を見つけたと説明。今後の発見に期待を寄せた。