日本人が残した「財産」の発掘に先住民が「待った」 来週話し合いへ/台湾

2022/04/09 16:51
発掘が行われた現場の様子
発掘が行われた現場の様子

(台東中央社)東部・台東県知本の空き地で7日、養殖業を営む男性が地中に埋められたとする「財産」を発掘しようとしたところ、地元の原住民(先住民)族が自分たちの文化や歴史とゆかりのある「伝統領域」だと主張して作業の中止を求めるトラブルに発展した。

一部メディアの報道によると男性は、日本統治時代に知本で警察官だった父親から、日本人が引き上げる際に黄金を埋めるのを手伝ったとする話を聞き、発掘を試みたという。

土地を管理する台東県政府交通・観光発展処の余明勳処長は中央社の電話取材に、発掘作業は土地の所有権を持つ財政部(財務省)国有財産署(国産署)と行政院(内閣)の原住民族委員会の同意を取得した上で、法律を順守して行われたとの認識を示した。男性も2年前に県を通じて申請をし、今年3月に国産署の許可を得たと説明している。

だが地元選出の県議は、現場が「伝統領域」であると指摘し、集落の同意を得た後に発掘できると主張。未許可で勝手に作業を開始したことに原住民は驚いていると語り、中止しなければならないと訴えた。

この日は警察が出動する騒ぎとなり、作業は中断された。来週にも関係者らの間で話し合いが行われる予定だ。

(盧太城/編集:齊藤啓介)

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