選手がエコノミー搭乗 蔡総統が謝罪「事前説明が足りなかった」/台湾

2021/07/20 13:30
東京へのチャーター機でエコノミークラスに座る戴資穎選手=本人のインスタグラムから
東京へのチャーター機でエコノミークラスに座る戴資穎選手=本人のインスタグラムから

(台北中央社)東京五輪に出場する台湾代表選手を乗せたチャーター機で、選手がエコノミークラスに搭乗し、コーチや関係者らがビジネスクラスに座ったことを巡り、蔡英文(さいえいぶん)総統は19日、フェイスブックで、感染防止のためにやり方を変えたものの「事前に十分な説明を行えていなかった」として謝罪した。

台湾選手団を乗せたチャーター機は19日午後1時、台北松山空港を出発し、日本時間午後5時ごろ、羽田空港に到着した。だが、バドミントン女子の戴資穎選手が同日、自身がエコノミークラスの座席に座っている姿を写した写真をインスタグラムに投稿したのをきっかけに、選手がエコノミークラスに搭乗したことに批判が集まった。

蔡総統は2016年、リオデジャネイロ五輪以降、重要な国際大会に出場する際、選手やコーチの飛行機移動は原則的にビジネスクラスにすると約束していた。また、蘇貞昌(そていしょう)行政院長(首相)も立法院(国会)で、東京五輪出場選手とコーチはビジネスクラスに搭乗すると説明していた。

教育部(教育省)体育署は、新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、1人の感染が確認されればその隣の列の選手も隔離措置を受けなければならないとの規定を大会側が定めていることに言及した上で、選手を守るためにチャーター機での移動を選択したと説明。チャーター機の使用機材はエアバスA330。座席数は313席で、うちビジネスクラスが36席、277席がエコノミークラスとなっている。同署は、選手の人数が多かったため、エコノミークラスの前方の座席に選手を配置し、選手団の医師やコーチらを座席数が少ないビジネスクラスに座らせることにしたと説明した。

蔡総統はフェイスブックで、座席の割り当てが適切でなかったことは「配慮が十分でなく、気配りが足りなかった」とし、台湾を代表して試合に臨む選手に不愉快な思いをさせたことは「非常に遺憾だ」とつづった。

体育署は、帰りの便では選手とコーチにビジネスクラスを手配するとしている。

張少熙体育署長は19日夜に開いた記者会見で、出発前に行った説明会で選手やコーチと意思疎通はしていたものの「説明が不十分で、十分な理解が得られていなかった可能性がある」として謝罪した。

(黃巧雯、葉素萍/編集:名切千絵)

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