北部・新北市の鶯歌中学校の真向かい側に金色に輝く郵便ポストが出現した。同校出身で、パリ五輪のボクシング女子57キロ級金メダリスト、林郁婷選手をたたえようと、中華郵政が設置した。
20日の供用開始式典に出席した林選手は、このポストを見た人が林自身の遭遇を思い出し、勇気を持って夢を追い求めるようになれば」とあいさつ。ハイテク化が進む現在、手紙を書く人が減っているが、金色ポストがただの飾り物や被写体ではなく「みんなにたくさん使ってほしい」と呼びかけた。
林選手はパリ五輪の際、インターネット上などで性別を巡った根拠なき攻撃にさらされたがその騒動を乗り越え見事、金メダルを獲得した。
中華郵政が五輪金メダリストのためにゴールドポストを設置したのは、リオデジャネイロ五輪(2016年)の重量挙げ女子53キロ級の許淑浄、東京五輪とパリ五輪の2大会連続で金メダルを獲得したバドミントン男子ダブルスの李洋・王斉麟組に続いて4本目。