(台北中央社)台湾プロ野球の今季のカムバック賞に中信ブラザーズの李振昌投手が選ばれた。プロ野球リーグ「中華職業棒球大聯盟(CPBL)」が9日発表した。
李は2023年5月、交通事故で右肩の鎖骨を骨折し手術したが、今季はそれを乗り越え安定感を取り戻しつつある。シーズン後半に21試合連続無失点を記録したほか、今月3日の台鋼ホーク戦では約3年ぶりにセーブを挙げた。シーズン成績は41試合、3勝2敗1セーブ11ホールド、防御率3.38。
38歳の右腕は米大リーグのインディアンス(現ガーディアンズ)、西武を経て2018年シーズン途中に中信入りした。19~21年は3年連続で50試合登板を達成するなどリリーフ陣の要として活躍していた。
台湾リーグ8年の通算成績は318試合(全てリリーフ登板)、18勝12敗82セーブ46ホールド、防御率3.01。
西武時代(16年)の登録名はC・C・リー。当時の渡辺久信シニアディレクターから期待されるも、6点台の防御率をマークするなどしわずか1年で退団した。中信での背番号が「34」に決まったのは、日本でお世話になった横田久則コーチが台湾プロ・兄弟エレファンツ(現中信)でプレーしていた時に着けていたことからだという。