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釜山国際映画祭 俳優のスー・チーが最優秀監督賞 台湾映画界の巨匠に感謝

2025/09/27 13:19
第30回釜山国際映画祭で最優秀監督賞に輝いたスー・チー=9月26日、韓国・釜山(甲上娯楽提供)
第30回釜山国際映画祭で最優秀監督賞に輝いたスー・チー=9月26日、韓国・釜山(甲上娯楽提供)

(台北中央社)韓国・釜山で26日に開催された第30回釜山国際映画祭のクロージングセレモニーで、俳優のスー・チー(舒淇)が、自ら脚本・監督を務めた「女孩」(Girl)で最優秀監督賞を受賞した。受賞スピーチでは、台湾人映画監督のホウ・シャオシェン(侯孝賢)氏の名を挙げ、「ホウ監督がいなければこの作品はなく、この受賞もなかった」と声を詰まらせながら感謝を伝えた。

女性がつらく厳しい環境の中で成長する姿を中心に描いた作品。スー・チーは当初、イタリア・ミラノで行われるファッションイベントに参加する予定だったが、急きょスケジュールを変更してセレモニーに出席した。

スピーチでは制作陣に加え、アート映画だと理解した上で支援した出資者に謝意を示した。夫で俳優のスティーブン・フォン(馮徳倫)に対しても「いつも家にいない人をめとってくれた包容力に感謝します」と笑った。

また「傷を負った全ての女性たちが、美しい未来に向かって歩んでいけることを願います」と締めくくった。

プロデューサーの葉如芬さんは、作品が国際的な映画祭で評価されたことは、スー・チーの長年培った表現力が認められた証しだと語り、「制作陣と出演者もうれしい」と語った。

「女孩」は台湾で10月31日に公開される予定。

(王心妤/編集:齊藤啓介)

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トロフィーを手に笑顔のスー・チー(甲上娯楽提供)
トロフィーを手に笑顔のスー・チー(甲上娯楽提供)
影片來源:甲上娛樂
「女孩」(Girl)で脚本・監督を務めたスー・チー(中央)。出演者のロイ・チウ(右)、ジョウエムバーバー(甲上娯楽提供)
「女孩」(Girl)で脚本・監督を務めたスー・チー(中央)。出演者のロイ・チウ(右)、ジョウエムバーバー(甲上娯楽提供)
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