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台湾映画2作品が釜山国際映画祭コンペティションに出品 「女孩」「左撇子女孩」

2025/08/27 16:52
台湾映画「左撇子女孩」の場面写真(光年映画提供)
台湾映画「左撇子女孩」の場面写真(光年映画提供)

(台北中央社)韓国・釜山で来月開かれる「第30回釜山国際映画祭」のコンペティション部門に、俳優のスー・チー(舒淇)が脚本・監督を務めた「女孩」(Girl)とシーチン・ツォウ(鄒時擎)監督の「左撇子女孩」(Left-Handed Girl)の2本の台湾関連作品が出品される。出品作のリストが26日発表された。

「女孩」は1988年、北部・基隆市の基隆港を背景に、少女と女性が交錯する運命で互いに鏡のように相手の傷を照らし出すものの、力にはなれない―という物語を描く。ロイ・チウ(邱沢)やジョウエムバーバー(9m88)、バイ・シャオイン(白小桜)、オードリー・リン(林品彤)らが出演する。

「左撇子女孩」は生計を立てるために台北の夜市で商売を営むシングルマザーと2人の娘が、次々と起こるアクシデントと衝突に直面し、それぞれの人生の課題に改めて向き合うことになる―というストーリー。ツォウ監督の初監督作で、カンヌ映画祭の最高賞パルムドールを受賞した米国のショーン・ベイカー監督が共同脚本を務めた。出演はジャネル・ツァイ(蔡淑臻)ら。

この他、台湾関連作品では「アイコンズ」部門にツァイ・ミンリャン(蔡明亮)監督の「回家」(Back Home)と国際共同制作の「Magellan」、「ビジョン―アジア」部門にトレイシー・チョイ(徐欣羨)監督の「女孩不平凡」(Girlfriends)、「ア・ウインドウ・オン・アジアンシネマ」部門に日台米合作の「Dear Stranger/ディア・ストレンジャー」、「ワイドアングル―アジア短編映画コンペティション」にワン・チーシャン(王智祥)監督の「原来海上沒有島」(No Island in the Sea)が出品される。

「オンスクリーン」部門ではレスト・チェン(陳正道)監督、シュー・ジャオレン(許肇任)監督のNetflixドラマ「回魂計」(The Resurrected)、「特別企画:アジア映画の決定的瞬間」部門ではツァイ・ミンリャン監督の「楽日」(不散)が上映される。

また、台湾の俳優シュー・グァンハン(許光漢、グレッグ・ハン)が出演し、シルビア・チャン(張艾嘉)がエグゼクティブプロデューサーを務める香港・中国合作の「他年她日」(Measure in Love)は屋外上映部門「オープンシネマ」で世界初上映される。

釜山国際映画祭は9月17日から26日まで。

(王心妤/編集:名切千絵)

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台湾映画「女孩」で主演を務めたロイ・チウ(甲上娯楽提供)
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