(台北中央社)カナダ・トロントで9月に開かれる「第50回トロント国際映画祭」のセンターピース部門に、台湾関連作品3本が出品される。主催者が5日、作品リストを発表した。
出品されるのは、俳優のスー・チー(舒淇)が脚本・監督を務めた「女孩」(Girl)、シーチン・ツォウ(鄒時擎)監督の「左撇子女孩」(Left-Handed Girl)、フランス・香港・台湾合作の「Palimpsest: the Story of a Name」。
「女孩」は1988年、北部・基隆市の基隆港を背景に、少女と女性が交錯する運命で互いに鏡のように相手の傷を照らし出すものの、力にはなれない―という物語を描く。ロイ・チウ(邱沢)やジョウエムバーバー(9m88)、バイ・シャオイン(白小桜)、オードリー・リン(林品彤)らが出演する。
「左撇子女孩」は生計を立てるために台北の夜市で商売を営むシングルマザーと2人の娘が、次々と起こるアクシデントと衝突に直面し、それぞれの人生の課題に改めて向き合うことになる―というストーリー。ツォウ監督の初監督作で、カンヌ映画祭の最高賞パルムドールを受賞した米国のショーン・ベイカー監督が共同脚本を務めた。出演はジャネル・ツァイ(蔡淑臻)ら。
センターピース部門は世界各地の優れた作品を集めた部門で、今年は55作品が出品される。同映画祭は9月4日から14日まで開かれる。