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台湾野球殿堂、映画「KANO」に登場する日本人監督らを選出

2024/01/12 22:07
外国人として初めて台湾野球殿堂入りした近藤兵太郎(ウィキメディアコモンズから)
外国人として初めて台湾野球殿堂入りした近藤兵太郎(ウィキメディアコモンズから)

(台北、嘉義中央社)台湾の野球殿堂「台湾棒球名人堂」は12日、2024年の殿堂入り投票の結果を発表し、映画「KANO 1931海の向こうの甲子園」(2014年)で俳優の永瀬正敏が演じた日本人監督の近藤兵太郎らが選ばれた。殿堂入りメンバーの発表は2014年から毎年行われているが、外国人の選出が初めて。

審査員投票で満票で選ばれた近藤は、松山市出身で日本統治時代の1931年、無名だった嘉義農林学校(嘉農=現嘉義大学)野球部を全国中等学校優勝大会準優勝に導いた名将。台湾のチームが春夏を通じて決勝まで進むのは、同校が最初で最後だった。42年、嘉農で近藤から直接指導を受けたという90代の蔡清輝さんが「うれしい。誇りに思う」と喜んだ。

今年は近藤の他、日本統治時代の1921年に台湾原住民(先住民)アミ族の少年を集めてチーム(後の能高団)を結成した林佳興や、嘉農の一員として31年の甲子園に出場した陳耕元、現役時代は米大リーグのヤンキースでエースとして活躍し、現在は台湾プロ野球の中信ブラザーズで投手コーチを務める王建民氏、中華民国野球協会理事長だった彭誠浩氏も殿堂入りを果たした。

(楊啓芳、黄国芳/編集:羅友辰)

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