南部・台南市で23日、16日にわたった台湾国際ラン展が幕を閉じた。同市はまだ良好な状態にある花を回収し、市内2カ所の市政センターを飾った。花に新しい命を吹き込むと同時に、市庁舎の公共空間を美化するとしている。
展示済みのランの花が飾られたのは同市新営区と麻豆区にある市政センター。2カ所でのランの花による景観づくりはいずれも初めて。用事のため、訪れてきた市民たちは足を止めて観賞したり、普段と異なる行政機関の側面をカメラに収めたりした。
同市政府によれば、それぞれの市政センターは300株余りのランの花や緑の花材を使って環境美化を進めた。新営区では「春の訪れ」のテーマに合わせ、大小さまざまな品種のコチョウランやシンビジューム・フーケリアナムが飾られた他、窓に見立てた籐のフレームが設置され、「窓を開けて春を覗く」イメージを表現した。
麻豆区では徐々に上昇し進歩していくことを意味する「節節高昇」をテーマに、青々とした竹のメイン構造物が置かれ、花々が咲き誇る様子などを描いた。