中部・雲林県林内郷の国道の一部区間で今月12日、越冬を終えて北に戻るチョウ「ルリマダラ」が5万5000匹余り観測された。交通部(交通省)高速公路局は通行車両の安全を考慮し、道路を一時通行止めにして“チョウ優先”の措置を取った。
林内郷の国道は北上するルリマダラの飛来経路となっている。ルリマダラが冬を過ごす南部・高雄市の茂林国家風景区管理処によれば、今年は観測以来最も早い通行止め実施となったという。
(張已亷/編集:名切千絵)