(台北中央社)俳優のクー・チェンドン(柯震東)が主演ドラマの撮影中、ドローン(小型無人機)の直撃によって顔に大けがを負っていたことが13日までに分かった。チェンドンのマネジャーによれば、すでに治療を行っているという。
撮影していたのは、台湾の宗教信仰を題材にしたファンタジードラマ「乩身」。当初は2019年にクランクインする予定だったが、新型コロナウイルスの影響で撮影開始が昨年11月にずれ込んでいた。
制作側によれば、事故があったのは昨年12月27日夜。ドローンがチェンドンの顔の頬骨の辺りに直撃した。ドローンがぶつかった原因は分かっておらず、調査中だという。チェンドンは病院に運ばれ、縫合の処置を受けた。
チェンドンのマネジャーによると、顔のけがということもあり、より細やかな縫合の処置を受けたことから、縫った針の本数は通常の処置に比べて多かったという。針の具体的な本数についてはコメントを控えるとした。
制作側は、チェンドンの出演シーンの撮影は中断しており、チェンドンが完全に回復するのを待って、撮影を再開すると説明。他のシーンから先に撮影していくとした。またドローンの事故について、撮影現場は安全の基準を満たしており、きちんとした防護措置も採用していたと強調した。