(台北中央社)台湾7県市を対象にした飲食店の格付け本「台湾ミシュランガイド」2025年版の星獲得店が19日発表され、3軒が最高評価の三つ星を獲得した。ホテル「パレ・デ・シン」(君品酒店)内の中華料理店「頤宮」は8年連続での三つ星となった。
昨年までは台北、中部・台中、南部・台南、高雄の4都市を対象としていたが、今年は新たに北部・新北市、新竹県、新竹市が評価対象に追加された。台湾版の発表は8回目。
「頤宮」の他、三つ星に選ばれたのは台北市の台湾料理店「態芮」と中部・台中市のシンガポール料理店「JL Studio」。顔触れは昨年と同じだった。
二つ星は7軒で、いずれも台北の飲食店だった。このうち3軒が昨年の一つ星から評価を上げた。
一つ星は43軒で、県市別では台北が34軒、台中が5軒、高雄が4軒。8軒が初選出となった。
持続可能な食文化を実践する飲食店に与える「ミシュラングリーンスター」には7軒が選ばれた。台北が5軒、台中と高雄が各1軒だった。
今年は星獲得店やグリーンスターの他、手ごろな価格で良質な食事ができる店を選んだ「ビブグルマン」(144軒)、ミシュランが推薦する「セレクテッドレストラン」(222軒)を含め、計419軒が掲載された。昨年の343軒から大幅に増加した。