台湾は6日が中秋節(中秋の名月)。月餅で有名な中部・彰化県の老舗前には多くの購入希望者が2日深夜から行列を作り、一時は順番を巡るトラブルも起きた。
この店では中秋節商戦を前に9月14日から10月2日まで店舗での販売を休止。3日から販売を再開した。
店側は一般客用と代理購入業者用の待機列をそれぞれ設けたが、一般客用の列に代理業者が場所取りのために複数の椅子を置いたことで双方が口論となるトラブルも起きた。
3日早朝から列に並んだと話す購入希望者は、前日には洪水被害に遭った東部・花蓮の被災地でボランティア作業に当たったが、月餅購入のために戻ってきたとし、引き続き戦うと語った。
彰化県警察局彰化分局は、交通への大きな影響は出ていないとしながらも、中秋節前に購入希望者が増えることからパトロールの人員を増強して交通誘導や駐車違反の取り締まりを強化するとした。