(台北中央社)農業部(農業省)漁業署は9日、台湾が今年漁獲した太平洋クロマグロの量が同日までに、国ごとに割り当てられた上限(漁獲枠)の9割に達したため、12日午前0時以降は採捕しないよう通知した。
漁獲枠は太平洋クロマグロの資源管理を話し合う中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)が決定する。同署の報道資料によれば、台湾に今年割り当てられた太平洋クロマグロの漁獲枠は1965トン。
同署は、最終的な漁獲量が漁獲枠を超えなかった場合、余剰分は来年に繰り越せるものの、もし超えた場合は来年の漁獲枠から差し引かれるだけでなく、将来割り当て増加を狙う際に不利になると説明した。