(高雄中央社)南部・高雄市の高雄メトロ(MRT)と江ノ島電鉄(神奈川県藤沢市)、おやつカンパニー(三重県津市)の3社は2日、「日台観光電車プロジェクト」の推進計画に関する協定を締結した。今後、台日双方での特別列車の運行や限定パッケージの菓子の販売などが行われる。
高雄メトロによれば、プロジェクトは8月に開始する予定で、3社のイメージキャラクターが使用される。高雄メトロと江ノ島電鉄でそれぞれ、特別ラッピングを施した車両が運行される他、おやつカンパニーは特別パッケージの菓子「ベビースターラーメン」を日本では8月に、台湾では10月以降に販売する。
2日に高雄市内で行われた締結式には、高雄メトロの楊岳崑董事長(会長)、江ノ島電鉄の露木健勝常務取締役、おやつカンパニーの横山正志社長が出席し、協定に署名した。同市観光局の高閔琳局長が立ち会った。
楊氏は、業界を超えた3者連携は高雄メトロの多角的で革新的な経営を示すものであると同時に、台日の観光客に興味深い経験を与えるものでもあると言及。台日間の観光交流深化に期待を寄せた。
高雄メトロと江ノ島電鉄は2016年に観光連携協定を結んで以降、双方の使用済み乗車券を特典付きガイドブックに交換できる企画などを実施してきた。