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台湾産の赤肉ドラゴンフルーツ 今夏の日本輸出に望み

2024/03/06 13:30
左からドールの青木寛社長、農業部の范美玲主任秘書
左からドールの青木寛社長、農業部の范美玲主任秘書

(東京中央社)アジア最大級の食品・飲料展示会「フーデックスジャパン」が5日、東京ビッグサイトで開幕した。経済部(経済省)国際貿易署や台湾貿易センター(中華民国対外貿易発展協会、TAITRA)は台湾パビリオンを設置。農業部(農業省)の范美玲主任秘書は、日本への輸出に向けた手続きを行っている果肉の赤いドラゴンフルーツについて、早ければ今夏にも輸出が可能になるとの見方を示した。

フーデックスは8日まで開催する。台湾パビリオンには189ブースを178の企業などが出展し、フーデックスに出展した国のパビリオンとしては2番目の規模となった。

范氏は果肉の白いドラゴンフルーツは日本市場で好評だとし、果肉が赤いものについても2016年から輸出の許可申請を行っていたと説明。昨年には日本の検疫官が訪台して品種の特徴や害虫駆除の流れに対する理解を深めており、現在は書面審査の段階だと語った。

またパイナップルについては日本の消費者に受け入れられていると強調。パイナップルの対日輸出額は16年に5千万台湾元(約2億3700万円)だったが昨年には6億元(約28億5400万円)に成長したとし、日本は台湾にとって果物や水産品、切り花などの最大輸出相手国だと述べた。

この日は青果物の生産や加工を手掛けるドールの青木寛社長がパイナップル柄のネクタイを着用してパビリオンを訪問。台湾産パイナップルが21年に中国で輸入禁止されたのを受けて台湾への買い付けを始めたとし、今年は当初1300トンを輸入する目標を掲げていたとしながらも、最終的には2千トンを目指す考えを示した。

(戴雅真、楊明珠/編集:齊藤啓介)

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