(台北中央社)行政院(内閣)農業委員会農糧署が昨年初開催したおにぎりコンテスト「台湾おにぎり争覇戦」でグランプリに輝いた2つのメニューが商品化され、台湾全土のコンビニエンスストアで20日までに販売が始まった。来月からはスーパーマーケットなどでも販売される予定。同署は「国産の米食を実際の行動で支持してほしい」としている。
商品化されたのは、東部・花蓮の「ファーグローリーホテル」(花蓮遠雄悦来大飯店)が出品した塩漬け豚肉のおにぎりと、食品メーカー「海瑞食品」が開発した肉団子入り韓国風チャーハンおにぎり。商品化に当たり、それぞれのシェフが監修した。
塩漬け豚肉のおにぎりは1個55台湾元(約240円)。肉団子入り韓国風チャーハンおにぎりは1個45元(約200円)。2製品は台湾セブン-イレブン(統一超商)ですでに販売が開始されている。塩漬け豚肉のおにぎりは、来月17日からカルフール(家楽福)やAマート(愛買)の計333店舗でも販売される。
同署は昨年、コメの消費拡大につなげようと同コンテストを開催。「元気おにぎりの部」と「魅力おにぎりの部」を設け、生産履歴付きのジャポニカ米の白米を主原料としたおにぎりメニューを募った。塩漬け豚肉のおにぎりは元気おにぎりの部で、肉団子入り韓国風チャーハンおにぎりは魅力おにぎりの部でそれぞれグランプリを獲得した。