(台北中央社)米国のビジネス環境リスク評価会社「ビジネス・エンバイロメント・リスク・インテリジェンス」(BERI)が発表した2022年の第1回目の報告書で、台湾はリスクの低さで世界3位となったことが分かった。経済部(経済省)が2日、明らかにした。首位はスイス、2位はノルウェー。韓国も3位で台湾と共にアジアトップとなった。日本は13位。
報告書は毎年4、8、12月に発表される。世界の主要50カ国・地域を対象に「事業運営リスク」「政治リスク」「為替リスク」の3つの指標に基づいて投資環境の優劣を評価している。
台湾は20年には通年で3位を維持していたが、昨年4月に4位に転落。今回再び3位に返り咲いた。総合点は62点。3つの指標のうち、為替リスクの評価は80点で、2位のスイスとノルウェー(76点)を抑えて1位。事業運営リスクでは65点となり、米国(69点)に次ぐ2位となった。
同部投資業務処は、政策の継続性、外国企業への態度、国際収支バランスや経済成長の項目で特に高い評価を得たとしている。