(台北中央社)財団法人中央通信社(中央社)の創立100周年を記念した展覧会が30日、台北市の台湾当代文化実験場で始まった。中央社が1世紀にわたって国内外で取材・報道してきたさまざまな出来事を振り返るパネルや、かつて使用したタイプライターなどの資料が展示されている。
中央社は1924年4月1日、中国・広州で設立。49年に拠点を台北に移し、96年に財団法人化した。
同日は開会式も行われ、李永得(りえいとく)董事長(会長)は、これからの100年に向け、人材を充実させ良質なニュースを提供すること▽中国共産党の認知戦に真っ向から立ち向かい台湾の声を届けること▽フェイクニュースや人工知能(AI)が作る混乱に対して、積極的にその検知・拡散防止に取り組み、真相を伝えることーの三つの達成すべき使命があると強調。「未来に向けて私たちはさらに努力していく」と話した。
出席した蔡英文(さいえいぶん)総統は、中央社は特にインターネットが発展していく中でも、時代と共に進み、国民のニーズに応えてきたと指摘。「展覧会が(台湾の人々の)共通の記憶を呼び起こすだけでなく、台湾が自由、民主主義の道を歩んできたことを思い出させてくれるだろう」と語った。陳建仁(ちんけんじん)行政院長(首相)も祝辞を述べた。
5月2日まで。午前10時〜午後6時。月曜休み。
(中村充孝)