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開館準備進む国家漫画博物館、一部先行公開 日本の漫画家が祝福メッセージ/台湾

2023/12/23 13:32
歴史建築「台中刑務所官舎群」に設置した「国家漫画博物館」東側基地の一角
歴史建築「台中刑務所官舎群」に設置した「国家漫画博物館」東側基地の一角

(台中中央社)2029年に正式な開館を予定している中部・台中市の国家漫画博物館は23日、日本統治時代に建設された建物を再利用した「東側基地」の先行公開を始めた。22日には関連の式典が開かれ、漫画家のちばてつやさんや里中満智子さんらがビデオメッセージを寄せて祝福した。

同館の総面積は2.75ヘクタール。メインの建物となる北側基地は6500坪を超える広さで新築される。今回公開された東側基地は日本時代に台中刑務所の職員らが暮らし、歴史建物に登録されている官舎群15棟を再利用したもので、8つの展示が行われる。

ちばさんは、漫画が国によって保護・伝承されることについてうらやましいと述べた。里中さんは、漫画に国境はなく相互理解には物語を分かち合うことが最も良い方法だとし、一般公開を祝った。

鄭文燦(ていぶんさん)行政院副院長(副首相)は、漫画は国境や世代を超える共同の記憶で、歴史と今を見届け、交流を促せるとあいさつ。北側基地の完成後には収蔵や研究、創作、交流、観光などの役目を果たし、図書館や博物館、文化クリエーティブ基地としての役割を担ってほしいと期待を寄せた。

史哲(してつ)文化部長(文化相)は「将来われわれの子供たちには台湾の漫画を読んで育ってほしい」と語った。

(王宝児/編集:齊藤啓介)

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