(台北中央社)教育部(教育省)青年発展署が4年間で100億台湾元(約500億円)を投じて次世代の国際参加などを支援する「青年百億海外円夢基金計画」の補助で、台湾の若者が東京に滞在し、AI(人工知能)スタートアップ企業やプロ野球パ・リーグなどを訪問するなどの短期研修に参加している。主催する台湾国際文教創新交流協会が22日、報道資料で紹介した。
募集要項によれば、18歳から30歳までの若者が対象。6月29日に始まり、期間は2週間と4週間から参加者が選ぶ。往復の航空券や宿泊費、生活費など1人当たり30万台湾元(約150万円)以上を同計画が補助する。
同協会は、AIスタートアップとの交流では若い起業家の体験談を通じ、参加者の起業に対する意欲が高まったと説明。またスポーツ、特に野球への関心が高い参加者向けに行われたパ・リーグとの交流では、リーグ組織やビジネスモデル、台日プロ野球間の交流の歴史や今後の展望について座談形式で語られ、スポーツ業界を志す若者にとって貴重な機会となったとした。
協会は今回の研修を通じ、参加した若者がキャリア形成に関して深い気付きを得られればと期待を寄せている。