(台北中央社)中央気象署(気象庁)は23日、午前8時の観測の結果、フィリピン東方の海上で熱帯低気圧が軽度台風(台湾基準)台風7号に変わったと発表した。24日午後から25日にかけて台湾に近づく見込み。現在の予想通りに進めば、海上台風警報を発令する可能性は低いとしながらも、台風の外側の雲の影響で北部ではまとまった雨となる恐れがあるとしている。
台風7号は午前8時現在、台湾本島最南端のガランピ(鵝鑾鼻)の東方約980キロの海上を時速26キロで北北西に進んでいる。中心気圧は998ヘクトパスカル。中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートル。中心から半径約80キロの範囲は風速13.9メートル以上の強風域。
林秉煜予報官は、今後台風は勢力を強めるとした上で、中部や南部でも午後に局地的な大雨となる恐れがあるとして注意を呼びかけた。26日から27日にかけては勢力をわずかに弱めて中国に向け移動するとし、台湾では26日から29日にかけてぐずついた天気になるとした。
また米領グアム付近の低気圧が台風に発達し、今後日本に向かう可能性があるとした。