台湾の金融持ち株会社、台新ホールディングス(台新金控)は24日、新光フィナンシャルホールディングス(新光金控)を正式に吸収合併し、「台新新光フィナンシャルホールディングス」(台新新光金控)として新たなスタートを切った。
台新も新光も台新新光FHの呉東亮董事長(会長)の父親が立ち上げた企業グループ「新光集団」のメンバーだった。
吸収合併で、資産規模は国内4位の8億3千万台湾元(約41兆4000億円)に達し、店舗数は200を超え、台湾の民間銀行で最多となる。
呉氏はこの日、社員に公開書簡を送り、最も優れた金融業界のけん引役を目指し、共に取り組んでいくよう呼びかけた。
呉氏は統合を進める期間中、人材の確保や安定した人事の重要性をよく知っていると指摘した。
会社の変革をリードするかじ取りとして、いかなる場合でも、パートナーのためにエールを送るとし、このより大きな舞台に残って活躍してほしいと述べた。
また台新と新光の関係については台新銀行創業当初の株主のうち、数千人は新光人寿(新光生命保険)出身であり、現在も新光人寿で働いている人が多くいると言及。
このような歴史的なつながりがあるからこそ、台新新光FDの職員たちが揺るぎない団結力と使命感を持っており、台湾で最高の金融コングロマリットを築くために共に努力してくれると固く信じているとした。