台北市政府産業発展局は23日、間もなく始まる春節(旧正月、今年は今月29日)前後の出かけ先として、市北部・陽明山地区の景勝地、竹子湖を推薦している。サトイモ科の観葉植物、カラー(カイウ、海芋)を観賞できる他、グルメやハイキングも楽しめるとしている。
陽明山では春になるとカラーや桜、ツツジ、サザンカなどが見頃を迎えることで知られる。カラーの花のように見える「仏炎苞」はすでに開いているといい、同局は「冬のカラーは控え目な見た目で乾燥しているものの、長い冬を経て春にその清らかで優雅な美しさをほころばせる」と紹介している。
陽明山のグルメとしては、鶏肉を蒸すなどしてシンプルに調理した、ジューシーな「白斬鶏」や、甘くておいしいサツマイモスープ(地瓜湯)の他、高山野菜や山菜も試してみる価値があると案内。またエリアにはハイキングコースが多くあり、ファミリーやグループにも適したコースがあるとし、竹子湖の「頂湖賞花環狀步道」はバリアフリーで、車いすの人でも通行できるとした。