台湾プロ野球、統一ライオンズの潘威倫投手(42)が9月29日、南部・台南市立野球場で引退セレモニーを行い、22年間の現役生活にピリオドを打った。台湾リーグ史上最多の149勝を記録した潘。写真で「沈黙のエース」と呼ばれた右腕の軌跡を振り返る。(編集:羅友辰)
潘威倫
1982年3月5日、南部・屏東県生まれ。182センチ、98キロ、右投げ右打ち。台湾高校野球の強豪校「美和中学」を卒業後、先輩の沈鈺傑を追って別府大学に留学したが半年で帰国し、北部・新北市の輔仁大学に入学。社会人チーム「合作金庫」を経て2003年に統一ライオンズに入団した。
台湾プロ野球では、ルーキーイヤーから8年連続2桁勝利、同一シーズン16連勝などをマークし、08年7月10日の中信ホエールズ(同年解散)戦では史上初の無四死球ノーヒットノーランを達成した。新人王のほか最多勝利、最優秀防御率、ベストナインを各1回、ゴールデングラブ賞を3回受賞。通算勝利数(149)、先発登板数(340)、投球回数(2125と3分の1)のいずれも史上最多記録。