4月に起きた東部沖地震の影響で東部・台東県を訪れる旅行客数が減少し、観光業に打撃を与えている。電動自転車のレンタル業を営む阿度さんは他の観光業者に声をかけて共同で「台東は安全」とアピールし、来訪を呼びかけている。
東部沖地震では台東県の北側に位置する花蓮県で大きな被害があったものの、台東県の被害は限定的だった。阿度さんは台東を訪れる旅行客が減少している理由について、旅行客に「花蓮と台東は一体」という心理が働いていると分析。少しの勇気をもって台東に遊びに来てほしいと語った。
阿度さんは国や地方自治体が観光業の復興のために補助を打ち出しているが、それでも複数の業者が自信を持って共に努力するのが最も重要だと話した。これまでに約500の業者に声をかけたという。